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歴史





群馬県桐生市
織物の町として発展し、今も工場や蔵が残るこの町には、
ものづくりの営みが静かに続いています。
近年は、その風土に惹かれて移り住む人も増えています。
その一角に、小松屋染料店はあります。
創業は文化5年(1808年) 小松屋染料店は、創業以来、
二百年以上にわたり桐生の「ものづくり」に関わってきました。
はじまり: 創業当初は、街道沿いの御茶屋でした。
二代目・清助の頃: 綿織物、葛粉、ふのり、蝋燭、鍋やほうきといった日用品から、化粧品・櫛・簪(かんざし)まで幅広く扱う商店へと変わっていきました。
六代目・安太郎の頃: 絹織物の発展とともに、これまでの品目に加え、天然染料を扱うようになります。
八代目・敏三の頃:時代の移り変わりに合わせて、扱う素材は合成染料、顔料、塗料、スプレー、漆芸用品や貝類などへと変化していきました。
形は少しずつ変わっていますが、
小松屋染料店はこの桐生の地で、
一貫して「作る人」の傍らに在り続けてきました。
通りに面した店舗、そこに連なる倉庫、そして蔵。
これらの建物とともに、小松屋染料店は歴史を重ねてきました。
現在、敷地の奥に位置する蔵は、
将来の再生に向けて一度中身を運び出し、場を整えている最中です。
店や倉庫に遺された素材を整理し、
それを必要とする今の表現者の方々へ繋いでいく。
それが、これからの小松屋染料店の静かな歩みだと考えています。
現在は、創作に関わる素材を扱いながら、次代へと場を繋ぐ作業を続けています。
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